アイルランド共和国の概要

概要

イギリス・アイルランドの地図
アイルランドはイギリスのすぐ隣にある島国で、話し好きでフレンドリーな国民性、治安のよさで知られる英語国です。

アイルランドと聞いてテロを思い浮かべる方もいるかも知れませんが、それはかつての北アイルランド(アイルランド島北部の一部、中心都市ベルファスト、イギリス領)の話で、アイルランド共和国の話ではありません。

現在は北アイルランド(イギリス領)も留学生が勉強したり、留学中に観光で訪れるのに問題ないと言えます。



アイルランドは人口10万人当たりの犯罪発生率が0.32件とEU27ヶ国の中でもっとも少なく(2007年WHOレポート)、また、ロンリープラネット社発行の2008年度ブルーリスト誌で「旅行者が選ぶもっとも友好的な旅行先」の第1位に輝きました!
国土面積 70284Ku (北海道と同じくらいの大きさ)
地図で見ると、イギリスのすぐ左側(西側)の島です。
アイルランドの国旗
アイルランドの国旗
人口 約420万人
人口の4分の1が首都ダブリンに住んでいます。
ダブリン以外の都市(シティ)は、コーク、リムリック、ゴールウェイ、ウォーターフォード
その他は町(タウン)、村(ビレッジ)と呼ばれます。
通貨 ユーロ    
時差 アイルランドにはサマータイムがありますので、日本との時差は時期によって違います。
サマータイム期間中は、日本時間−8時間、その他の時期は、−9時間です。
宗教 カトリック 95% プロテスタント 3%
シンボルマーク ハープ、シャムロック(クローバーのような草)、 ギネス(?)
シンボルカラー みどり

アイルランドの州

アイルランドは大きく分けると、レンスター(東部)、マンスター(南部)、コナート(西部)、アルスター(北部)の4エリアに分かれます。

アイルランドの州(County)には32の州があり、このうち、ファーマナ、デリー、アーマー、アントリム、ティロン、ダウンの6州は北アイルランド(イギリス領)です。

レンスター地方
(Leinster)
レンスター地方
マンスター地方
(Munster)
マンスター地方
コノート地方
(Connacht)
コノート地方
アルスター地方 
(Ulster)
アルスター地方
ダブリン州 (Co. Dublin)
カーロウ州 (Co. Carlow)
キルデア州
(Co. Kildare)
キルケニー州
(Co. Kilkenny)
リーシュ州 (Co. Laois)
ロングフォード州
(Co. Longford)
ラウス州 (Co. Louth)
ミース州 (Co. Meath)
オファリー州
(Co. Offaly)
ウェストミース州
(Co. Westmeath)
ウェックスフォード州
(Co. Wexford)
ウィックロー州
(Co. Wicklow)
コーク州 (Co. Cork)
リムリック州
(Co. Limerick)
ウォーターフォード州(Co.Waterford)
クレア州 (Co. Clare)
ケリー州 (Co. Kerry)
ティペラリー州
(Co. Tipperary)
ゴールウェイ州
(Co. Galway)
メイヨー州 (Co. Mayo)
スライゴー州 (Co. Sligo)
リートリム州
(Co. Leitrim)
ロスコモン州
(Co. Roscommon)
<北アイルランド6州>
アントリム州
(Co. Antrim)
アーマー州
(Co. Armagh)
デリー州 (Co. Derry)
ダウン州 (Co. Down)
ファーマナ州
(Co. Fermanagh)
ティロン州 (Co. Tyrone)

<アイルランド3州>
カヴァン州 (Co. Cavan)
ドネゴール州
(Co. Donegal)
モナハン州
(Co. Monaghan)

アイルランドの人口:成長を続ける活気ある国

アイルランドの人口は約420万人と、とても小規模です。それでも近年の経済の好調を受けて人口が増加し続けている、現在伸び盛りのアイルランド。このうち約四分の一に当たる100万人以上がダブリン州(County Dublin)に住んでいます。首都ダブリン(Dublin)市内に住んでいる人口は約50万人、2番目に大きなコーク(Cork)で約20万人(コーク州全体では約45万人)、3番目のリムリック(Limerick)は約9万人(リムリック州全体では約20万人)です。近年ゴールウェイ(Galway)も人口が急増しています。

日本の感覚ですと人口5万人の町というと小さな町ですが、アイルランドでは5万人の人口を有する町は「都市(City)」といわれています。人口数千人以上の町ですと、タウンセンターにお店が立ち並び、日常生活に必要なものは最低限何でもそろう「町(Town)」と呼ばれる規模です。

アイルランド人で日本の人口を知っている人はほとんどいませんので、日本の町の人口を知ると、みな一様に驚きます。

アイルランドの人口

アイルランドのフェスティバル

★3月17日 セントパトリックスデイ(St.Patrick's Day)

ダブリンのセントパトリックパレード    ダブリンのセントパトリックパレード    ダブリンのセントパトリックパレード
ダブリンのセントパトリックデーのパレード
アイルランド国内だけでなく、アメリカなど世界各地からパレードの参加者がやってきます

アイルランドのセントパトリックパレード


アイルランドのセントパトリックパレード

アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日。イギリス人は、アイルランド人のことをパトリックをもじって、パディ(Paddy)と呼ぶ人もいます。

パトリックはアイルランドに元々存在したケルトの宗教観を改宗させるのではなくキリスト教とケルトの宗教観を融和させる形を取りました。ですからケルトの文様の入った十字架などがアイルランドのいたる所に残っています。

セントパトリックデイには、アイルランド各地でパレードが行なわれ、アイルランドのシンボルカラーの緑の服をまとい中には顔まで緑に塗った人々が町を歩きます。

2001年のセントパトリックデイは、フットアンドマウス(家畜の伝染病)のため、海外から多くの人が出入りすると感染拡大の恐れがあるため、延期されるという事態も起きました。


★3月〜4月 イースター(Easter)

イースターは年によって日にちがずれますが、4月前後の日曜日です。イースターは復活祭と呼ばれ、キリストが復活するのをお祝いします。キリストが生き返るイースターの日曜日の前に、キリストが死んだアッシュウェンズデー(灰の水曜日)と言う日があり、信仰心の強いアイリッシュは、おでこに灰で十字架を書きます。この日はつつしみの日として煙草や砂糖やチョコレートなどを控えます。中には「ワシは今日はコーヒーに入れる砂糖をぬいたよ」と自慢げに語る老人も見かけられます。


ハロウィーン

★10月31日 ハロウィーン(Halloween)

アイルランドが発祥の地といわれる、かぼちゃのお面でおなじみのハロウィーンです。
アイルランドでも、この日に、悪魔の格好をした子供達が「いたずらされたくなければお菓子をくれ」と言って家々を回ります。

町中に住んでいる人は、子供達が来るのに備えてチョコレートなどを買って用意しています。(最近の子供はお菓子より、現金のおこづかいを喜ぶようになっていますが・・・)


★12月25日 クリスマス(Christmas)

クリスマス

おなじみキリストの誕生日です。どこの家庭も、数週間前から肉屋さんに七面鳥を注文します。クリスマスデイはどのショップも休業しますし、町中から人影もなくなるので、観光客やフラットで生活している方には少々寂しい季節です。

語学学校に通っている方は、早めに学校に相談して、クリスマスデイにも受け入れてくれるホームステイ先を探せば楽しいアイルランドのクリスマスが過ごせるかもしれません。

★その他のフェスティバル

アイルランド全土の町や村でも、年間をとおして、ミュージックやアートなどのフェスティバルが開催されています。

アイルランドの花火大会      アイルランドの花火大会
コークの花火大会

ゴールウェイ競馬
ゴールウェイホースレース
           ゴールウェイアートフェスティバル   ゴールウェイアートフェスティバル
ゴールウェイアートフェスティバル



北アイルランド(イギリス領)

国土面積 アイルランド島北部 14139ku 北アイルランドの旗
北アイルランドの旗
人口 約160万人 北アイルランドの首都のベルファストに40万人以上
通貨 イギリスポンド(スターリンポンド)    
時差 アイルランドにはサマータイムがありますので、日本との時差は時期によって違います。
サマータイム期間中は、日本時間−8時間、その他の時期は、−9時間です。
宗教 カトリック・プロテスタントが約半数ずつ


アイルランドの北側の一部はイギリス領の北アイルランドとなっていますが、アイルランド共和国からは国境なし(出入国審査なし)で簡単に行き来できます。

ただし、北アイルランドの通貨はスターリンポンドですから、ユーロから両替が必要です。

アイルランド情報館

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