アイルランド留学体験記

アルファ カレッジ オブ イングリッシュ ALPHA College of English 体験談

お名前: 福岡県 Mさん 20代 男性
留学期間: 2006年3月5日〜2006年3月19日 (2週間)
コース: 一般英語コース ホームステイ

アルファ カレッジ オブ イングリッシュの感想

・オフィスの対応:丁寧だった。
・学校の雰囲気:のんびりした感じ。
・学生の国籍:変動があるので何ともいえないが、自分の印象ではスペイン人・フランス人を中心にヨーロッパ出身が七割程度。
後は日本人・韓国人・中国人等。
・インターネットなどの設備:整っている。
・学校主催のアクティビティや週末エクスカーションなど: 充実している様子。自分は金曜の夜に開かれる、パブでの集まりにしか参加していないが、学校主催というよりも自分達で集まる一種の社交の場になっており、気楽な雰囲気だったので良かった。

アルファ カレッジ オブ イングリッシュのレッスン内容についての感想

・授業の雰囲気など:ラフな感じ。
・実際の人数:5〜8人程度。
・時間配分や使用したテキスト:自分の選択したコースに限れば、午前中4時間のうち、間に10分休憩を挟む。授業内容の中では特に決まった配分はない様子。プリントの問題を解かせたり、学生同士で会話をさせたり、各々の学生に解答や発言を求めたりする。使用したテキストは、ロングマンという出版社のもの。 正直に言って、一般的にこの手の質は高くない、と自分は考えている。真剣に英語を学びに行こうと考えるのであれば、自分の求めている質の授業が受けられるのかどうか、実際に通った人に話を聞く等、よく調べてから学校を選ぶべきだと思う。授業内容が自分のイメージと違っていたという話はよく耳にした。

アルファ カレッジ オブ イングリッシュのホストファミリーについての感想

・通学時間:バスで30分。もっとも、ダブリンでは出勤・通学の時間帯、道路が渋滞することが多いので、40分かそれ以上かかることもしばしばあった。
・家族構成:ホストマザーと息子の二人(学校から送られた情報では夫がいるはずだった。)
・家族とのエピソードなど:息子は仕事が忙しく、ほとんど交流がなかった。
ホストマザーは学生に慣れていて、よく面倒を看てくれたし、ほとんど毎晩夕食を共にした。

滞在した町の様子(ダブリン)

・町のおすすめ情報など:インターネットカフェが安い。自分はその後ヨーロッパ諸国を旅行してから帰国したが、物価一般との兼ね合いを考慮してもダブリンが一番安かった。また、学校の近くに中華街とはいえないまでも、中華料理の店が並んでいる通り(*)があるのだが、おいしい店が多いと思われる(自分は一軒しか入ってないが)。

イギリスの中華街は一種の観光地と化しており、料理はおいしくても値段が高いが、ダブリンの場合、ダブリン在住の中国人のコミュニティーになっているので、中華料理としては比較的安価に、非常においしい料理が食べられた。

アイルランド留学の感想

自分は、ジェイムス・ジョイスを読んでダブリンに行った。ダブリンの人達の生活が予想外にアメリカナイズされていたことに驚いた。自分の滞在期間は短いので一面的に見るのは良くないが、他の学生らにホームステイ先の様子を聞いても、自分は同じような感想を持った。アイルランドが英語圏だからか、アメリカに移民が多いからかよくわからないが、(イギリスの影響は別としても)アメリカの文化的な影響の強さには強い驚きを受けた。誰かが体験記で指摘していたと思うが、都会はどこも似通ってしまっているなと感じた。

また、ダブリンが非常に国際化されていることにも驚いた。街を歩けば、黒人やアジア人、それからホストマザーの話では、ポーランド人(自分には見分けることができないが)等を中心とする外国人が非常に目に付いた。ホストマザーによれば、ここ十五年間、アイルランドは経済が好調で、それで他国から人が流れ込んできたということだった。それから、街の規模に比べて、ヨーロッパからの学生も多い印象を受けた。どうもスペインやフランスでは、語学学校に一定期間通い、その後また一定期間スーパーの店員のような仕事をしながら、英語を身に付けるというのが、一つのパターンとして定着しているか、流行しているかしているらしい。従って、ダブリンは外国人の割合が予想以上に多かった(それが一つの原因で、インターネットカフェが競争によって安くなったのではないかと思われる)。 このようなことは、それ自体、悪いことでも何でもない一つの事実に過ぎないが、自分のようにダブリンに対する自分のイメージを強く持っていた人間にとっては、残念なことだった。

もちろん、アイルランドやダブリンの良い部分に触れることもできた。アイルランド人は一般的にフレンドリーである、と言われるが、それを感じたいくつかの経験をした。中でも、一生忘れられないだろうと思うのが到着二日目の出来事である。詳細は省くが、自分はホームステイ先の付近で迷子(*)になってしまった。いい年をして恥ずかしい話だが、地図もなく、ホームステイ先の住所を書いた紙もなく、右も左も、来た道もわからない状態の、完全な迷子である。街中であれば何とでもなったが、まだ寒い季節、郊外の住宅地で日も暮れかかっていたので、本当に命への危険すら覚えて、最悪の場合体温を保つために、一晩中歩き回ろうと決意してふらふらしていた。すると、住宅地の中の、とある芝の植えられたスペースに出て、そこで16,7歳くらいと思われる、ませた感じの女の子二人が、携帯を手に、座っておしゃべりをしているのを発見した。実はその前にも、自宅の玄関先で何かしているおっさんを見つけたので、思い切って道を教えてくれと話しかけたが、何ぶん自分はホストマザーの名前しか情報を持ってなかったので、当然だが大いに不審がられて、(アメリカでの事件を思い出したので)わからないと言われると、Thank youと言って早めに自分から会話を終わらせたことがあった。それで、今度も思い切って、藁にもすがる思いでその二人に話しかけてみた。すると、その二人は自分の拙い英語を聞いて、信じられない、何で住所を覚えてないの、という様な顔をしながらも、ホストマザーの名前だけを頼りに、色んな所に電話してくれたり(長いので割愛するが)色々と思いつく手段をとってくれた。何と最終的には暗く寒い中、(気づくとさらに友達二人も増えて四人が)一緒に歩いて家を探してくれた!結局皆のおかげで、ホームステイ先は見つかり、あんまりうれしかったので、四人全員と抱き合ってお礼を言った。

この出来事は自分の反省すべき点も多いのだが、今となっては、アイルランド人の優しさを感じることの出来た、本当に忘れ難い良い思い出である。

それから滞在中、ダブリン近郊のウィックロウを訪れたが、ここでは美しい面のアイルランドを見ることができた。ウィックロウは、本当に素晴らしかった。幸運にも自分の滞在中、最も天候に恵まれた時期に行ったので、実に牧歌的で神秘的な風景に接することが出来た。ダブリンにがっかりしていただけに(もちろん、ダブリンを美しい街だと思っていたわけではないが)、アイルランドの美しいイメージというのは、このような地方の風景からきているのだろうなと感じた。 

以上が、自分のアイルランドでの滞在の、主だった感想というか思い出すところであるが、総じて言えば当然良い体験である。自分の知らない国、街に滞在するというのはそれ自身素晴らしいことだと自分は思っている。

アイルランド留学クラブの留学お手続きについて

アイルランド留学クラブの対応は、迅速且つ丁寧だった。

体験記が遅くなって済みませんでした。自分はダブリンでの滞在の後、ヨーロッパを旅行して昨日帰ってきたもので。これからも、アイルランド留学クラブのますますの発展をお祈りします。

アイルランド留学クラブから一言コメント

(*コメント)無事にファミリーが見つかってよかったですね。 滞在中は緊急時に備えて、ホームステイ先、学校、アイルランド留学クラブの電話番号は必ずお持ち下さい。 万が一の際もアイルランド留学クラブでは24時間対応いたします。

近年になりアルファカレッジオブイングリッシュのすぐ東側のエリアは、比較的安くておいしい中国、韓国料理店やアジア食材店も集まっています。 アジアの味が恋しくなった時は行ってみましょう!

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